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あとがき
エブリスタに登録した頃、まだ読まれるということが怖かった。
でも、書き始めてわかったのが、「気楽に書き続けないといけない」ということ。そもそも書き続けないと、全然上達しない。
どこを目指しているってわけでもないけれど……。
でも、書きたいように書くためにも書き続けないと、全然思いが言葉になっていかないのは、ちょっと書かない時期を経るとよーくわかった。
それから、上達するには書くだけじゃなくて、「読んでもらうことが必要だ」とわかってきた。やっぱり読んでもらう緊張感がないと、なかなか上達しないみたいだ。
それでエブリスタでは、「交流なし」「コメントオフ」というスタンスにして、読まれる恐怖から若干逃げつつ書いたものを公開することにした。
たぶん、それならば、私の精神力でも持つだろうと思って。
それで、エブリスタにある3行からでもOKというコンテストには、浮かんだら書くっていうルールを自分で作って参加することにした。
で。
だぶん、この「ファックユー」が最初かな?
江國香織さんの小説の主人公が普通の女性なんだけど、「ファックユー」ってつぶやくシーンがあって。そこがすごい心に残っていた。なんて可愛いファックユーなんだろうって。
いつか「ファックユー」を少し可愛らしく、もしくはユーモラスに毒の少ない感じで書きたいなって思っていた。そもそも、私は毒の強い文章がとても苦手だ。
誰かの悪口、愚痴っぽいのを読んでいるのは苦手。でも、ある程度の毒って必要。そのバランスをまだ模索中だけれども。
お財布を開いて、「ファックユー」のシーンが浮かんで、その感じがすっごい好きになって書いたものの……。そもそも、もう電子マネーだったり、カードで支払うこと多いから、お金が抜かれているっていうのは時代遅れなんだよな!って誰かに突っ込まれるのではないかと思ったら、怖くなった。
ボツ。
というわけで、非公開にした。
でも、結構自分では好きなんだよね♪
「3行でいいなら……」って気楽に書き始めることができたんだよなあ~。この気楽なコンテストに救われている。エブリスタがあってよかった♪
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