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居酒屋バイトで出会って早二年。マイちゃんの可愛さは健在。キュートすぎる。プリティーすぎる。もうそろそろ旅行に行ってもいいんじゃないかなあ。
居酒屋バイトで出会って早二年。ハルくんったら本当に馬鹿すぎる。でもそういうところひっくるめてすごく可愛い。たまんないぜ。もっと一緒にいたい。旅行、行きたいなあ。どうせならフランスとか。
そんなことを考えてた頃から一年。二人は明日、この日本を飛び立つことになりました。行き先はフランス。夢の国です。
空港ではいつも通り、二人はずっとイチャコラしてました。
「ハルくん、私ヒコーキすごく怖い!、、落ちたりしない?」
「何行ってんのマイたん、僕が守るから大丈夫だよ」
二人の愛は飛行機事故を飛ばしてしまうのです。
フランスに到着しても彼らのイチャコラは健在です。空港を出て、パリをフラフラ散策していました。
「マイたん!エッフェル塔だよ!写真とろ!」
「ハルくん。まだアレ、やってないでしょ」
「そうだった!僕ったら。マイたん本当ごめん」
その後二人はルーブルのモナリザか驚くほどの熱いキスを交わしたのでした。
二人は散策を再開しました。すると、かも有名な宝石店を見つけたのです。二人はステキな指輪を見つけました。これは僕たちにしか似合わないと、二人わ勢いで買うことにしました。しかし、
「マイたん!財布がない」
「どうしてかしら。とりあえず今わ私が払うわね、ってアレ?私もない」
そうです。熱いキスをしていたあの時、財布を二人とも盗まれてしまったのです。よく言う、スリ被害にあったのです。
「どうしよう私たち」
「大丈夫だよ、僕がいるんだから」
マイカはさっぱり、そうねと返事をした。しかし、指輪は諦めないとダメでした。よくわからないフランス語でしたが、若干店員さんの裏側に火が燃えているのを気配で感じました。かなりイラついていたようです。なぜなら、僕たちは大丈夫と熱いキスを交わしていたからです。
「店員さん怒ってたね」
「きっと僕らに嫉妬したんだよ」
能天気な二人ですが、薄々焦りを感じ始めていたのでした。
「マイたん!キセキ!、、パスポーの入れの中に一万円と三千円と小銭が入ってた!」
「これで私たち、日本に帰れる!」
しかし、二人とも、この日本円をフランスでは使えないとは知らなかったのです。ユーロのことをちゃんとわかってないのです。
唯一の救い、スマホで生きて帰る方法を調べました。
「マイたん、日本人大使館に行くといいらしいよ」
「それもいいけど、もう少しショッピングしない?パリジェンヌを味わいたいなぁ」
「もー、マイたんったらあ。可愛いからよしとする!」
そしてまた、ヴェルサイユ宮殿をへし折るほどに力強いキスを交わしました。
その時です。ハルトの右手のスマホを一人のフランス人が持ち去って行きました。ピンチなのです。しかしハルトは能天気に、言いました。
「みんな僕らに嫉妬してるよ」
いくらなんでもマイカは焦りましたが、嫉妬してるよと行った時のハルトの顔が可愛すぎて何も言えませんでした。
そして二人は散策を再開しました。
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