僕と彼女

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大学生になった 入学初日、彼女に声をかけられた とてもびっくりした 最初、誰だ変わらなかった 高校は別々であったため、話すことはなかった 久しぶりに見た彼女は相変わらず、可愛かった いや、可愛いだけでなく、綺麗になっていた 久しぶりに会えたのが嬉しかった 何より彼女から声をかけてくれたことがとても嬉しかった それから、小学校のときのように話すようになった 大学生に慣れてきたころ、女性から声をかけられることが増えてきた だが、誰かと付き合おうという気は起きなかった 彼女を除いて 2年になり、彼女は同級生だけではなく、先輩から後輩にまで告白される存在となっていた そして、ミスキャンパスにまで選ばれていた ライバルは限りなく多そうだ ある日、彼女は年上の人と交際しているとの噂が広まった 本人に確認する勇気は出なかった 大学生になっても、僕はヘタレだった だが、かつてのように距離を置くことはなく、普通に接した 普通に、友達のように 結局、僕は何もできないまま月日は去っていった
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