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――もう、学校行きたくないな
ずっと一緒にいたのは亡くなった友人、だけ。
彼女とばかり行動していたせいで、彼女以外に仲の良い友人がいない私にとって、これからの学校生活は死活問題とも言えた。どうしようもなく一人を実感してしまうことになるだろう。喪失感が拭えないだろう。
1人の時間ばかりに……なる、だろう。
――そんなの、耐えられない。
でも、だからといって私は家に引きこもるわけにもいかない。
勉強、部活、文化祭の準備。
私の周りの時は止まらない。
そう、友達が亡くなっても周りはいつも通りの時を刻み、動く。
忙しなく皆が活動している中で、私だけ休むわけにはいかなかった。
いつまでもメソメソと悲しんでばかりいたら
「いつまで引きずってんの?」
と、しかめっ面で言われるだろうことは容易に想像がつく。
時が動けば、皆はすぐ笑顔に戻れる。例え、クラスメイトが一人いなくなっても日々の動きは止まらないのだ。
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