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第三回
プルルルル…。プルルルル…。
家の固定電話が急になりだした。僕は立ち上がり固定電話に表示されている電話番号を確認する。
僕「何の用だろう?」
電話をかけているのは実家に住んでいる母だった。
受話器を取る。
僕『もしもし』
母『あ、もしもし○○?』 (○○は名前です。考えるのめんどいんで。)
僕『どうしたの?』
母『この前家庭菜園用の肥料を作ったんだけどね?それが大量に余っちゃって…。だから、うちまで取りに来てくれない?』
僕『いいよ。僕も家庭菜園を始めようと思っていたし…。今から行くよ。』
母『助かるわぁ…。ありがとう。じゃあ切るわね。』
僕『あぁ。』
電話を切る。
着替えて、準備をする。
僕「よし。じゃあ行くか。」
車を出し、実家に向かう。
僕の実家は母と父が住んでいる。母は家庭菜園がとても好きな人で、父は家族みんなを大切にしてくれる。簡単に言えば、最高の家庭。
しばらく車を走らせ、実家についた。
車を降りて実家のインターホンを押す。しばらくして母が出てきた。
母「ごめんね~急に来てもらって。」
僕「ううん。別にいいよ。」
母「さ、入って入って。」
僕「ただいま~。」
家の中には、僕と母以外誰もいなかった。
僕「あれ?父さんは?」
母「今出張に行ってるのよ。」
僕「ふ~ん…。」
ちらりと庭の片隅にある小さな花壇を見る。そこには母が趣味で育てている花がいくつか咲いている。
右から、パンジー、すみれ、チューリップ、コスモス、青いアジサイ…ん?
僕「ねぇ。あの赤いアジサイって…。」
母「きれいでしょ?いつもは青かったのに今回は赤く咲いたのよ。」
僕「珍しいこともあるもんなんだね。」
僕はそのあと、母から肥料を受け取りそのまま家に帰った。
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皆様、答えが分かりましたか?
「分かった!」っていう人はこの後答え合わせがあります。
「訳が分からないよ。」っていう人は、もう一度じっくりと読み返してみてください!きっと答えがわかるはずです!
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