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寒さが厳しくなり少し雪がちらつく12月のクリスマスイブの日、二学期期末テストを終えたこの日は部活がなく、まっすぐに自宅に帰宅すると居間に清華さんが来ていた。
「こんにちは!
お邪魔しています。」
清華さんが笑顔で僕に挨拶してくれたので僕も、
「こんにちは!」
と挨拶して、自室に荷物を置いて居間に顔を出した。
「今日は、ご寄付の報告に来ました。
ご寄付いただいたお金は、市内の児童福祉施設や療育施設で大切に使わせていただいています。
この資料に記載した施設で使わせていただいています。」
清華さんはこう話すと、お金を使った施設と配分した金額の資料を見せてくれた。
また、清華さんが何やら大きな袋を取り出して、
「今日は、クリスマスイブですね!
児童福祉施設の子供達からプレゼントがあります。」
と言って僕に渡してくれた。
「開けていいですか?」
と僕が言うと、
「えぇ、どうぞどうぞ!」
と清華さんが笑顔で答えてくれた。
僕が包みを開くと、子供たちが描いたサンタクロースの絵や毛糸で作った雪だるま、折り紙などが入っていた。
また、子供たちが書いたお礼の手紙も入っていた。
「ありがとうございます。
このプレゼントはとても嬉しいです。」
僕は本当に嬉しかった。
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