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すると、壁も床も金属で出来た手狭な一室であることが分かった男は、ここは何処だ?ときょとんとしている内、再度、天井のラウドスピーカーから音声が流れた。
「俺は全宇宙の言語を網羅したAI宇宙船で音声と言語を同時に変換できる翻訳機能を備えているからどんな星のどんな人間ともコミュニケーションが取れるのだ。そしてお前は仕事に飢えてる度100%に達した者だけを探知するレーダーに捕らえられ、ここへ送られる仕儀になったのだ。だからお前は俺を設計した人間が新たに住むためにテラフォーミングを進めている惑星へ行って労働者として働くことが出来るのだ!嬉しいか!」
突然のことで男は戸惑いながらも、「え、ええ」と答えると、目の前の自動ドアが開いた。
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