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お返事 (1)
『人差し指だけのこる話、ちょっと、怖い そんな時代、来てほしくない』
前に聞いたことがある。
人間の考えることは、限界があるようで無い。
だからSFは突拍子も無いことを書いているように感じるだろう。
だが、小説に書けたということは、思いつけるということだ。
数年後、数十年後を見てみよう。
過去の小説にあったことが現実となっている。
最近(コロナ前)によく聞いた言葉。
「ターミネーターの世界になりそう」
AI、人工知能の発達
宇宙へ行くこと、探査していること
クローンの開発
などなど
そんなのは、無かった時代にSF小説に書かれていた『実現不能』だったはずのこと。
退化は本当にある。
使わない部分は消えていく。
『痕跡器官』ってそう。
尾てい骨とか、耳を動かす筋肉とか、親知らずなんかのこと。
だから使わない指が消えてもおかしくはない。
(話がずれるけど。小説が現実化するってことでちょっと新型コロナのことに触れると、小松左京の『復活の日』という作品。やっぱり学生時代に読んだ。
怖がりの人は絶対に読まない方がいいけど、まるで預言書のように感じている。ここまでしか書かないでおくね。今読んだら、繊細な人はきっと病んでしまう)
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『基本、考え方は皆違うからいろんな考えあってよしだけど、自分がよければそれでよい…はいやかな』
そうだね。
この前、ニュースだったか何かで読んだ。
あるコンビニでマスクをしていたレジの人が、急にマスクをしなくなった。
理由がひどい。
「マスク売切れなのに、なんで店員がマスクしてんの?」
と、客からクレームがあったそうな。
それでマスクをしないということになったとか。
まるで店員さんを擁護するみたいに、
「お客さんを大事に思うからしてるのに可哀そう!」
とかいう意見が出ていたけど。
あのさ、そういうんじゃなくて。
自分の身を守るためにマスクしてどこが悪いの?
自分の身を守るのは、家族を守るためでもある。
それを優先して何が悪いのかな。
マスクだって、入荷した商品を横から取ってるわけじゃないと思う。
自分で買ってるんだよね、どこかで探して。
元々在庫が自分の家にあるのを使ってるとか。
看護師さんも一部で言われてるって。
「マスク、あるじゃないの!」
あって悪いか?
ある意味、看護は命懸け。
体張ってるんだよ。
品薄と言われてるマスク、してて何か悪い?
道理もへったくれもない。
血の通わない言葉。
このコンビニの店員さんのマスクや看護師さんのマスクに文句を言う人は、それを不公平だと思っているってこと?
じゃ、それを使わせずに自分が使いたいの?
こんな時こそ「お互いさま」だよ。
あなたも大事にしてね。
私も大事にする。
目を歪めずに。
真っ直ぐ考えて、真っ直ぐに見たい。
いつか出来なくなるかもしれない、でも限界までそうでありたい。
まだ限界じゃないはず。
蓮の葉はまだそんなに広がっていない。
そう信じたい。
「お互いさま」でこの状況に抗っていれば、限界前に立ち直れるはずだと思う。
踏ん張れる限り「きれいごと」で踏ん張りたい、私はそう思うよ。
2020.04.14 00:35
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