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お返事はちらっと/言葉の不思議
『沢山調べて下さってありがとう 認めてくれて嬉しいです』
いえいえ。
こうやって新しいお話しを提供いただくのは有難い。
皆さまもどうぞよろしく!
私のポイントがズレてたら突っ込んでね。
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『簡単に文字だけを読んで素敵、不思議という言葉を選んでしまいました 私も調べてみます』
こういう感じが素敵!
大人になると、いつの間にか脳に刺激が減るよね。
だから新しいことを知って、脳を突っついたらいいかもしれない。
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さて、この前テーマにしようと思っていたものを。
[言葉の不思議]
今回は、◆風呂◆
ね、どうして『風呂』って言うんだろう?
見れば見るほど、謎の文字。
そこで『風呂』を掘り下げてみた。
●と言いつつ、まずは『湯浴み』から。
・日本の民族宗教は神道だが、その中で欠かせない儀式が、禊という沐浴だった。これは川や滝で行われ、冷水を浴びるもの。
体の穢れを落とし、清めるのが目的。
・もともとは僧尼の世界のものだったんだね。
『ゆ』=清らかなもの、けがれがないという意味
そして、『風呂』。
●歴史
・仏教が入ってきて、病を退けるとか福が来るとかっていうことで、一般庶民にも清潔という概念の「入浴」なり沐浴(冷水浴び)が定着していった。
・で、この「入浴」というのが、沸かした湯に薬草を入れてその蒸気を取り込んだ蒸し風呂(サウナみたい)に入ることだった。
●語源(諸説あるが、主流の2説を)
①「窟」や「岩室」の意味を持つ室が転じたという説。
②抹茶を点てる時に使う釜の「風炉」から来たという説。
さて、ここまで来て。
知りたかったのはこんなことじゃない!
なぜ、『風』と『呂』なのか?
これだ、目的は。
だから、さらに深く語源を掘り下げた。
(ちょっとここで。文字を表すために画像を使ったので、以下のようになってしまった。ごめんね)
【風】
ちょっと違う経由で「風」という文字が生まれたというものもあるけど、要するに「神さま」が関係している文字だってこと。
【呂】 象形文字
・成り立ちは、2説
①青銅器などの材料になる銅の塊を二つ縦に並べた形
②背骨を表わした形
・意味
①貴重で重要なもの
②人の根幹をなすもの
③建物の図。
[ロマンティックな解釈]
つまり、神さまの「風」と貴重なものという意味の「呂」が組み合わさったのね。
別の側面から見ると、元々は「蒸しぶろ」だったわけだ。
★ゆらゆらと上がる蒸気(=風)が、貴重なもの(=今まさに禊をし、清くなった自分)を包んでいる
みたいな感じ?
どうかな、こじつけめいた感じもあるけど。
[ロマンの欠片もない解釈]
★蒸した空気(=風)を体に受ける、場所(=呂)
(ふんっ)
どっちがいい?
ホントの解釈はもっと違うものがあるかもしれないけど、私の中ではこうなった。
私は[ロマンティックな解釈]を取りたい。
専門の知識がある方。
ぜひ、真実を教えていただきたいな。
※おまけ <ゆぶね(湯舟)>
江戸時代、風呂を設置した舟があった。
銭湯の無い場所や少ない地域を巡回するという商売をした。
それで、『湯舟』という言葉が生まれた(と言われている)。
2020.04.19 00:07
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