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「うん、そうだよ。」
マユは困惑して、聞き間違えたのかと思った。
「…へぇ、そうなんだ。でも何で?」
そこからは頭が真っ白になってハッキリ思い出せないが、
間違いなくサツキは嫌いだと言った。
そしてアカリの悪口を言った。
マユは驚いたまま、話を合わせる事しか出来なかった。
後日、マユはアカリに教えた。
「サツキ言ってたよ。嫌いなんだって…。」
マユは心臓の音が煩くてちゃんと喋れているのか、自分は聞き間違えたんじゃ無かったのか、頭の中でグルグルと考えていた。
「ねぇマユ。明日からサツキの事、無視しようよ!」
アカリが言った。
アカリは笑っていたんだと思う。
楽しそうに言った、気がした…。
「わかった。いいよ。」
この時なんで頷いてしまったのか、
マユは後になってとても後悔した。
本当に自分は聞き間違えていないのか、
何度も何度も考えた。
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