小学3年生

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「うん、そうだよ。」 マユは困惑して、聞き間違えたのかと思った。 「…へぇ、そうなんだ。でも何で?」 そこからは頭が真っ白になってハッキリ思い出せないが、 間違いなくサツキは嫌いだと言った。 そしてアカリの悪口を言った。 マユは驚いたまま、話を合わせる事しか出来なかった。 後日、マユはアカリに教えた。 「サツキ言ってたよ。嫌いなんだって…。」 マユは心臓の音が煩くてちゃんと喋れているのか、自分は聞き間違えたんじゃ無かったのか、頭の中でグルグルと考えていた。 「ねぇマユ。明日からサツキの事、無視しようよ!」 アカリが言った。 アカリは笑っていたんだと思う。 楽しそうに言った、気がした…。 「わかった。いいよ。」 この時なんで頷いてしまったのか、 マユは後になってとても後悔した。 本当に自分は聞き間違えていないのか、 何度も何度も考えた。
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