小学5年生

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その日の放課後、サツキとアカリと、2人の担任、そしてマユ。 呼び出されて、話をした。 あらかじめ2人から話を聞いていたその先生に、マユは聞かれた。 「サツキちゃんをいじめていたのは本当?」 その時初めて、マユはサツキをいじめていた事を自覚した。 一瞬にして、走馬灯の様に全ての記憶が流れた。 あ、あの時だ。 『サツキって、アカリの事嫌いなの?』 その瞬間マユは、やっぱり自分はあの時聞き間違いをしたんだと思った。 でもその後、アカリが言った言葉は絶対に聞き間違いじゃ無かった。 『明日からサツキの事無視しようよ!』 マユは後悔した。とても後悔した。 なんであの時もっとちゃんと聞けなかったんだろう。 どうして一緒に無視なんてしたんだろう。 先生の言う事は全部本当の事だった。 今までマユがサツキにしてきた事。 ただ一つ気になったのは、 そこにアカリの名前が無かった事。 …ああ、私は裏切られたんだ。 そう思ってしまった。
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