1人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
中学生になり、マユとサツキは同じバスケ部に入った。
ほとんど毎日放課後を一緒に過ごした。
前よりも仲良くなれた。
一緒にいて楽しいと感じるようになった。
でもある日、サツキはふと言った。
「いじめって怖いよね。」
その日の授業で"いじめ"についての話があったから…
ただ、それを言ったサツキの顔は真剣で、怯えているようにも見えた。
それだけマユはサツキの心に深い傷を付けてしまったんだと気付かされた。
いじめた側は一生知る事はない。
いじめられた側は一生忘れられない。
それがいじめなんだとマユは思った。
終
最初のコメントを投稿しよう!