小学3年生

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マユの親友が愛知へ引っ越した。 大阪と愛知。 全く連絡を取れない訳でも、 絶対に会えない距離でもないが、 幼いマユにはとても遠くに感じた。 他にも沢山友達はいる。 でも、1番の心の拠り所を無くしたマユは毎日が寂しくて仕方なかった。 そんな時、アカリがおかしな事を聞いて来た。 「ねぇ、マユ知ってる?サツキって私の事嫌いなんだって…」 「…え?どういう事?」 マユは訳が分からなかった。 だってアカリとサツキはずっと一緒にいて、毎日遊んだり喋っていた。 つまり、親友同士だった。 これは本人たちも言っていたから。 「なんか、他の子が言ってたんだ…。それでね、マユにお願いがあるんだけど…サツキに本当か聞いて欲しいんだ。」 なんだ、ただの噂だ…。 「わかった。今度聞いてみるね!」 こんなの嘘に決まってる。 マユはそう思っていた。 そしてマユは聞いた。 「ねぇ、サツキ、ちょっと変な事聞いて良い?」 「良いよ?」 「なんかさ、噂で聞いたんだけど、サツキってアカリの事嫌い、なの?」 聞いちゃった…嘘、だよね? 大丈夫だよね…。 そう思っていた。
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