女神の加護? いいえ、ケフィアです。

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パン屋の娘ではなく、パンも焼く料理人のいる貴族令嬢に転生したのは予想外だった。しかし奉納の儀のことを考えると、平民よりは貴族の方が良いかもしれない。そう思い直して、五歳となった唯――オリヴィアは、小首を傾げるように料理人を見上げ、牛乳の入った皮袋を差し出してお願いした。 「あのね? この袋を一晩、厨房の壁にかけて貰いたの」 こうして翌日、袋の中には白い、カリフラワーに似たケフィア粒が出来あがり。 ……後に彼女は『女神の加護』で人々を癒し満たすと、評判となる。
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