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だが、自分と同じ人種だと分かれば、あとは簡単だ。
彼女の心の奥にある、隠された真の部分を剥き出しにしてあげればいい。
僕は行動を開始した。
わざと残念そうな表情を浮かべて首を振ると、大鷹さんにこんな言葉を言ってやる。
「……はぁ、そうですか。
大鷹さんが要らないのなら残念です。
こんな刺激の強い有害図書、妹の目に万が一、触れでもしたら大変だ。 災いの芽はつんでおくのが一番。すぐに燃やしてしまいましょうね」
そして僕は隠し持っていたライターの火を点火させると、一気に片手のムフフ本へと近づけてやった。
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