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「……桐嶋くん、桐嶋くん。
なかなかこの漫画本の山から『ラブロマ第10巻』を探すのはなかなか骨が折れそうです。
というか帰りたいです」
「僕の家の家宝をあなたには献上したんだ。
その分はキッチリ働いて下さいよ。
文句言わずにドンドン探していって下さい」
大鷹さんの気怠げな声が、リビングから聞こえてくる。
僕はそんな彼女に曖昧な返事を返しながら、もう一つの部屋の方を調べていた。
そこはどうやら、誰かの寝室。
大きなベッドが隅にあり、洋服ダンスや鏡とかが周りに置かれていた。
ここにラブロマ10巻がある可能性は低いように感じるが、それでも探さないわけにはいかない。
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