【シーズン1】 ホームタウンオブザデッド

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「……桐嶋くん、桐嶋くん。 なかなかこの漫画本の山から『ラブロマ第10巻』を探すのはなかなか骨が折れそうです。 というか帰りたいです」 「僕の家の家宝をあなたには献上したんだ。 その分はキッチリ働いて下さいよ。 文句言わずにドンドン探していって下さい」 大鷹さんの気怠げな声が、リビングから聞こえてくる。 僕はそんな彼女に曖昧な返事を返しながら、もう一つの部屋の方を調べていた。 そこはどうやら、誰かの寝室。 大きなベッドが隅にあり、洋服ダンスや鏡とかが周りに置かれていた。 ここにラブロマ10巻がある可能性は低いように感じるが、それでも探さないわけにはいかない。
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