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ベッドに沈んだまま、もう動けなくなる。
体が重い。
何を思ったのか、社長は俺のトレーナーに手を入れて肌をさわってきた。
突然の行為にはじめは心も体もついていかなかったが、体が熱くなってきた。
「やめ‥て、くださ‥」
「きのう連絡が来なかったのは山中とこんな事してたからだろう」
「ん…、ぅ…」
「自分の口から言えないか」
どうして知っているのか。ただ誘導尋問なのか、ほかに潜入している誰かが密告したか。
社長は強引に俺のジーンズを引き抜いて、露出した足を大きく開かせて俺を突き上げてきた。
「…っあ!」
「こんなことしてたんだろ?」
「ぁ…、はげし…っ」
室内に肉のぶつかる音と俺の嬌声が響く。
体は自力で動けないほどだるいのに、セックスはできるのかと思うと自分の欲があさましく感じる。
「お前を雇用しているのは俺だ。その俺を裏切った社員に丸め込まれるな」
無表情に少し怒りを足したような顔で社長が言った。
これ以上辱めを繰り返すなら、社長の醜聞をつかんでマスコミにリークしようかなんて考えたけど。
「ぁん…‥ぅ‥しゃちょ…‥気持ち…ぃ」
まだ裏切れない。
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