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長谷川君のもうこの話はこれで終わりにしたいと言う空気を呼んだ私は、トレイを手に持ち、立ち上がる。少し寂しそうに視線を向けられた。
「ありがとう」
もう一度長谷川君にお礼を言ってから、ゴミ箱にクズを捨ててトレイを置いた。そして最後にもう一度長谷川君に黙礼をする。彼はこちらにジッと視線を向けていたが、また小さく手を振り替えした。
店員の「ありがとうございました」と清々しい声を聞きながらドアを開ける。
思い切り開けて外へ出ると、そこは真夏の厳しい暑さがしっかり体に巻きつけた。
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