獄ノ爾:二人の『さん』
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実は小学校五年生の時、わたしはいじめに遭ったことがある。 町長の政治手腕を知る大人達と違って、子供は想ったことを口にする。 「学校に来るな、包帯人間!」 「お前の母ちゃんバケモノ!」 「気持ち悪いバケモノの子!」 わたしは、自分自身をバケモノと呼ばれると悲しい気持ちになったが、 母をバケモノと呼ばれると憎しみの炎を静かに燃やしたのだった。
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