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第13話……番の印をつけたなら
番の印をつけたなら(1)
予定日より一日早まった発情期。
夕方から始まって、悠斗くんがとりあえず落ち着いたのは、日付をまたいで深夜の2時だった。
俺は疾うの昔に何度も意識をなくしていたのに、悠斗くんは絶倫だった。
本当は深夜2時の時点でもまだ元気だったのだが、辛うじて理性が戻ってきたのか、しぶしぶやめてくれたような具合。
番となる為に、今回は抑制剤の服用を止めていた為に俺自身もかなりトロトロな顔を見せてしまい、恥ずかしかった。
股関節は軋むし、尻は違和感だらけ。
悠斗くん、どんだけ絶倫?
初めて一緒に迎えた発情期で妊娠しちゃって。
妊娠中、俺は当たり前のようにセックスレスで。
悠斗くんも全然平気と思ってたけど、実は相当我慢してたのかな。
もしそうなら本当に申し訳ない事をした。
たまにねっとりした視線感じてたから。
そう……悠斗くんに訊ねたら、
真っ赤な顔で、実はそうでした…と告白された。
優一さん、しなくても全然平気そうだから。
う、確かに。
けど悠斗くんがそんなに我慢してるなら、性欲の捌け口になっていいのに。
実際発情期以外は全然性欲ないから、そんなの言ってくれないとわかんない。
目が爛々とした悠斗くんを見たら、少し気にかけることにしよう。笑
ていうか、悠斗くんも言ってよね。
……………………………………
深夜の語らいと、水分と栄養補給をして、このタイミングで抑制剤を服用した。
とりあえず番にはなったし、俺の身が持たない。
悠斗くん……元気すぎ。
それでも発情期は一週間続き、まさにベッド下の予備のコンドームに手を出す寸前で今回の発情期は終了した。
予備の箱を見た瞬間、うっすら気が遠くなったのは、悠斗くんには内緒だ。
もう搾り取られすぎて何も出ません。
腰が。
喉が。
ヤバい。
それに。
龍!
いくらなんでも、寂しがってるだろ?
俺は寂しいぞ!
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読者の皆様へ
拙い作品をお読み下さりありがとうございます。
スター特典を、一作本日中にUP致します。
スター1でお読みいただける予定です。
悠斗くんの友人で、優一さんの元・隣人のお話。
しばしお待ちを。
※本日のUPは本編1つとスター特典1つです。
引き続き、宜しくお願い致します。
追伸……スター特典
外山雅人くんの話
UPしました!
2020.04.26 yow
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