第13話……番の印をつけたなら

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番の印をつけたなら(5) 龍は。 悠斗(はると)くんに一日遊んで貰い、歌って踊っておもちゃで遊び、昼ごはんも俺のまで手を出して平らげ。満腹だから昼寝しようと誘っても一向に寝ない。 午後からさらに悠斗(はると)くんと二人で公園まで散歩した挙句、砂場で散々服も汚す程遊んで帰ってきた! 早めの風呂を済ませ、晩ごはんのハンバーグをクチいっぱいに頬張った所で睡魔に勝てず撃沈した。 イヤ、このほっぺたのハンバーグどうすりゃいいのよ。リスじゃないんだから。 子供部屋に寝かしつけ、俺も風呂から上がって、やっと夫夫(ふうふ)二人。 えー。今日は日曜日で、明日はもちろん月曜日。 発情期以外で悠斗(はると)くんの相手をした事ないんだけど、あのスーパーでハイパーなウルトラ絶倫の悠斗(はると)くんが、あっさりしたセックスで終わらせてくれるとは思えない。 月曜日から普通に仕事だよ? 俺会社休む羽目になるかもしれないと思うと、今から悠斗(はると)くんの相手とか、尻込みしちゃうよ。 リビングのソファでくつろぎながら、意を決して悠斗(はると)くんに訊ねた。 「悠斗(はると)くん?」 「…………はい?」 「俺らももう……寝る?」 俯きつつ赤面して提案した。 「………………!」 悠斗(はると)くんも俺の言葉の意味を理解したのか……絶句した。笑 なんか涙目なんですけどー!笑 「先に言っとくけど。」 「はい。」 「明日、仕事あるんだからね?」 「………………はい!」 ……………………………………………… 一応……さっき風呂場で後ろを解した。 発情期以外の後孔なんて触ったことないよ。 すごく恥ずかしかった。 リビングのソファから二人。 赤面しながら手を繋いで寝室に入る。 寝室に入ったと同時に、俺の後ろから悠斗(はると)くんが抱きしめてくる。 「優一さんから誘ってくれるなんて……嬉しいです。」 感極まった!って顔で囁いてきた。 「うん。」 悠斗(はると)くんがしたいなら、俺も頑張るよ。
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