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番の印をつけたなら(6)
※
おずおずと悠斗くんの下着をずらす。
リビングから寝室までの短時間で、悠斗くんは驚く程の欲情を見せていた。
俺はというと、誘ったもののそんな欲情はない。
なら何をすべきか。
元気な悠斗くんを鎮める手伝い。
ベッドに腰掛けた悠斗くんは、少し申し訳なさそうな…気の弱そうな顔をしてコチラを見ている。
歯を立てないように。
先だけをチロチロと舐めてみる。
舐める。
舐める。
舐める。
左手で玉をやわやわと揉みしだく。
舐めながら、チラっと目線を上げたら。
「!」
驚いた顔の悠斗くんが。
カッコイイ。
キラキラした瞳が潤んで。
俺を射抜く。
グンと舐めていたものが、一段と大きくなる。
意を決して、咥える。舐める。クチを窄める。
口中におさめて抽挿する。
顎が萎える程キツい。
頭がぼうっとしてくる。
「はんっ……はっ。」
息を継いで続ける。
「っ!優一さん!離して!」
そういう悠斗くんを無視して、喰らいついて離さない!
おでこを掴んで離そうとするから。
「いあ!」
泣きそうになりながら、首を振ると。
「~~~~~~~~~~っ!」
なんとも言えない顔で、悠斗くんがイッてくれた。
長い。
どっくどっくと出てくる。
口の端からつつつーっと漏れる。
「優一さん!吐き出して!」
慌てティッシュを差し出す悠斗くん。
「ん……飲んだ。」
「!……ダメですって!」
「もうない。」
クチあけてレロレロ~と見せる。
「~~~~~~~!」
抱きしめられた。
ん?ブツブツ言ってる?
「もう~~~ボクが先に~~~」
「はい?」
「僕が先にやりたかったのに~~~」
「………………。」
なんだそれ。
「悠斗くん的に、俺のモノは放置プレイやんか!いつも!」
「……す、すみません。」
ふふふふふふ。笑
「じゃあ…今度はお願いします。」
「頑張ります。」
そう言うとサイドテーブルの下扉を開けて、緑のボトルを取り出した。
なんのボトル?と思ってたら、ローション!
なんで用意周到なんだよ!笑
だいたい、仕事で忙しそうなのに、コンドームの業務用とかローションとか、どこでいつ調達してるんだろ?通販で届いたとかもないし。
でもローションは必要だもんな。
発情期じゃないもんね。
手のひらであっためて、俺の後孔を濡らす。
そんな悠斗くんが変な声をだした。
「あれ?」
「……何?」
「優一さん…後ろ、解しました?」
「////////////」
ううううう。
恥ずかしい。
「だって。」
「ありがとうございます。嬉しい。」
「////////////」
恥ずかしくて死ぬ……。
「頼むから…明日は月曜日だからな!」
「もちろんです。優しくします!」
……。
…………。
………………。
嘘つき~~~!
激しく泣く羽目になった俺。
せっかく頑張ったのにぃ!
意地でも仕事には行くかんな!
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