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交番に行ってから数日後、職場に私宛に荷物が届いた。
たくさんのシロツメクサの花束と、手紙。
手紙にはただ一言、『どうして待っててくれなかったの?』
私はその時過去の忘れていた記憶、あの少年を思い出し、怖くなって手紙を落とした。
封筒から四葉のクローバーの栞も出てきた。
復讐だ。私を苦しめに来たんだ。
私は彼に電話して迎えに来てもらうよう頼んだ。
引っ越そう。職場も変えて遠くに行こう。
捕まるわけにも、復讐されるわけにもいかない。
受付から呼ばれた。彼が来てくれたのだろう。私は急いで玄関へ向かった。
でもいたのは私の恋人ではなく知らない男だった。
「誰ですか?」
「僕です、覚えてないんですね」
やはり彼か。
「…いえ、思い出しました」
「良かった。場所を変えませんか?」
ここで彼が私に不利な事を話すのはまずい。私に拒否権はなかった。
「………はい」
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