5591人が本棚に入れています
本棚に追加
12. 覚悟の証
☆豆知識
今回は真剣の斬れ味についてです。
中村泰三郎は著書『活人剣 抜刀道』の中で牛を斬った時、こう述べています。
「刀は骨から大動脈を斬り、首の4分の3まで斬り込み、血は滝のように吹き出し、思うほど暴れずに絶命した」
短文にもかかわらず凄まじい斬れ味ということが分かりますね。
でも、誰でも振り下ろせば簡単に斬れるという訳ではありません。
「間合い」、「刃筋」、「角度」、「円形線」が高いバランスで一致したときのみ本来の切れ味が発揮されます。
沖田総司をはじめとする新選組の隊士は取り締まりの際、主に刀を用いていた事はご存知かと思います。
中村泰三郎のエピソードを元にすると、彼らはまさに剣術の達人だったのですね。
-----
次のページから本文が始まります。
最初のコメントを投稿しよう!