第1話 大好きな幼馴染は、婚約者

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顔合わせして、ようやく2人の時間になった。 「あの…さ、なんかゴメン」 「なんで、双葉が謝るのさ」 幼い頃から、きょうだいのように育った2人。行動を共にするのも常だ。 「写真見せられた時、驚いたよ。せめて、恋人から始めたかったなぁ」 「ん?それって…私を好きだってこと…?」 「当たり前だろ。由弦以外の女なんか、興味ない。俺の隣に由弦がいなきゃ…ヤダ」 耳まで赤くなっている。 本当に好きなんだ…私を。 嬉しい気持ちが込み上げてくる。
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