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溺れる
ツイキャスでコラボ配信している時の女性の祖母の話。
祖母が若い頃 女の子を産んだ。
その子が生まれて間もなく肺炎で亡くなった。
葬儀して土葬にした。
それから祖母が夢を何度か繰り返して見るようになった。
それも溺れる夢ばかり。
狭い樽に祖母が入っていて、水が流れ込んできて溺れて苦しくなる 。
予感がした祖母は葬儀してもらった業者に無理を言い頼んで墓を掘り返した。
大雨が続き、棺の中に黒い水が溜まっていた。
中に遺体になった我が子が浸かっていた。
水に浸かっていたためか、髪や爪が伸びていた。
それはまるで生きているかのようだった。
肺炎で苦しんだのに死んでもまた苦しめてしまったと祖母は娘に泣いて謝った。
我が子には今度こそ幸せに生まれ変わってきてほしいと願った。
それから祖母は命を授かった。
ふたたび女の子だった。
前の娘が亡くなったのが春の五月。
今の子は四月。
一年目のことだった。
生まれ変わって来てくれたのだと、喜び、祖母はまた泣いていた。
その女の子が私のお父さんの姉だったんですと語ってくれた。
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