小さな仔犬

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小さな仔犬

余裕なんて無いに等しい。 それでも迎えたくなってしまったのだ。 いつかは飼いたかった。 でもそれは今ではない。 これからはお金の保証なんて全くなくなるのに…………。 その小さなシーズーの仔犬は立派に大きくなり、今は私にお尻をくっ付けてスヤスヤと眠っている。 家計は苦しいけど、その可愛さ愛らしさに日々癒され、生きる活力をくれる。 あの時出逢ってなかったら、今の生活は耐えるには大変だったであろう。 まだまだ1歳、可愛い盛り。 きっとこれからもこの娘には色々お金をかけてしまうだろう。 虹の橋を渡るその日まで。
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