100 : 此処より永久に

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「彼女ならきっと待っててくれると思うが…」 「何言ってんだよ。 俺は、いつ、戻れるかわからないんだぞ。 俺のことなんかさっさと忘れて、誰かと幸せになってくれりゃあ良いんだよ。」 「好きな人と離れたままだなんて…僕には考えられませんね。」 彼は至って冷静な男だが、その反面、愛するクロワを追い、旅に着いて来るほどの情熱を持っている。 結婚してしまったら、意外と束縛家になるのかもしれない。 「俺にはやることがあるから仕方ないんだ…」 「何なんです?リュックさんのその…やることというのは…」 「あんたには信じられない話だと思う。 こんなこと話したら、あんたは俺のことを馬鹿だと思うだろうけど… 俺は、海底神殿を探してるんだ。」 「海底神殿…? そういえば先程もそんなことをおっしゃってましたね。 それは、海底にある神殿ということですか?」 「そうさ。」 クロードは思った通り、リュックの言葉の内容が理解出来ないようだ。
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