私のプリンスさまっ

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私のプリンスさまっ

『残高 \1,190,000』 ATMはこう表示したのだ。 さすがに何かの間違いだろと思い、何度見直してもそこには 『残高 \1,190,000』 と表示されていた。 「これ、給料の金額間違えて振り込んじゃったのかなぁ。記帳して振り込み元確認しておくか」 私はそんなことを考えていた。 自宅にいったん戻り一度も記帳したことのない通帳をグッズの中から救出し、ATMへ向かった。 記帳するとそこには 『〇月22日 イチノセシュウヤ   \1,000,000  〇月25日 キュウリョウフリコミ \190,000 』 と記載されていた。 「修也が本当に振り込んでくれた!?どういうこと!?」 私はパニックになった。すぐに修也にメールした。 「修也  100万も振り込まれていてびっくりしたよ!  本当に修也が振り込んでくれたの?ありがとう!」 5分後、修也からメールが返ってきた。 「優香  お金に困っているみたいだから振り込んだよ。  俺は優香の彼氏なんだから」 本当に修也は私のプリンスさまだった。これからも修也のためならなんでもする、私はそう決めたのだった。
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