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隼人はおれをその視界にとらえると、ぱあっという効果音が聞こえそうな笑顔を浮かべた。 「雪くん!」 「おう。なにやってんの。探したよ」 間違っても撮影の邪魔にならぬようコソコソとしゃべりながら隼人を壁際に引っ張っていく。 「ごめんごめん。でも近くにいたスタッフさんに伝言してから来たよ~?」 「まじか…」 やっぱもっと冷静になるべきだったか… 「それはまあ、いいとして。ホントなにしてんの?」 「ん~?知り合いがこのスタジオで撮影してるってスタッフさんに聞いたからさ。まだやってるのかな~と思ってきたらやってたから見学!」 「知り合いィ?」 「ふふふ、だれでしょ~」 隼人がニヤニヤしながら顔を向けた方向を見る。 たくさんの人の頭の隙間から輝かんばかりの金髪とひらひらした衣装ががちらちらと見える。……おれ、なんか見覚えあるんですけど。 「ねえ、はやと… 「あ!撮影終わったっぽいよ~」 おれの言葉などガン無視でブンブンと手を振るイケメン。 本当に撮影は終了したらしくカメラマンさん達にペコペコしていた金髪がそれに気づいて、顔をあげた。そして__
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