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「ゆき、俺の撮影見に来てくれたの?嬉しい…めっちゃ嬉しい…」 「いや、知らずにはやとについてきただけ。」 ほっぺを挟まれフニフニとされながら会話を続ける そこそこの身長差があるのでどうしてもりおを見上げる形になる。 「それでも嬉しいよ」 にこりと微笑む彼は、たとえおれにくっついていたせいで髪がぼさぼさだろうとイケメンに変わりなかった。 でもおれはイケメンに微笑まれたぐらいじゃ照れたりしないのだ。ぜったい… 「…ん。…お疲れ様」 「ありがとーっ!」 むぎゅ。 力強すぎ。苦し。 「あはは~相変わらずだね」 「お!隼人君も見に来てくれてありがとね」 「ううん!お疲れ様~ やっぱリオ君には圧倒されたよ!勉強させてもらった!」 勉強熱心な隼人。えらいぞ。 「ふたりはもう仕事終わったの?」 「ん。はやと送ってからおれは事務所寄るけど。」 「なるほどなるほど。じゃ、また連絡する! ゆき、いい?わかった?連絡するからね⁉」 「わかったから。早く着替えないとマネージャーさんも衣装さんも困ってる」 軽く手を振ってその長い脚で小走りで去っていく背中を見送って 隼人を振り返る 「さ、帰るぞ~」 「うん!」
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