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ーShuta sideー
秀太「ちーあーきー?」
千晃「秀ちゃん…。」
教室に帰ろうとすると階段に座り込む千晃が見えた。
秀太「どうかした?」
千晃「真ちゃんと喧嘩した。」
秀太「ふーん…。喧嘩ね。」
え?怒らないのかって?
そりゃ、千晃が泣いてたら嫌だけど理由もなく真司郎を責められない。
それに大体理由は分かってるし。
千晃「どうしたらいいかな…。」
秀太「うーん…。俺も一緒にいてあげる。だから一緒に真司郎の所帰ろう。」
千晃「秀ちゃん。大好き。」
秀太「おっ。珍しいね。」
千晃は俺に抱きついてくる。
…素直に嬉しいけど。
千晃「秀ちゃんがお兄ちゃんでよかったよぉ。」
秀太「俺が先に出てきただけであんま変わらんけどな。」
俺だって千晃が妹でいてくれて良かったと思ってる。
秀太「さ、いこ?」
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