片想い

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友達からは、あんなやつのどこがいいのか、と散々言われた。 だって、君は、第一印象怖すぎるし、口が悪いからね。 でもね、第一印象が悪いのは、目つきが怖く見えるから。 口が悪いのは、思ったことを素直に隠さずに言うから。 私は、そういうところも含めて君のことを好きになった。 君はきっと私のこと好きじゃないけど、それでもこのまま、お別れするのは、嫌だから、君にちゃんと想いを伝えます。 今日は、卒業式で、君とこうして話すのも最後になるかもしれない。 だから、言わせてほしい。 「君のことが好きです。付き合ってください。」 緊張して声が、上ずっていたけど、やっと言えた。 その言葉を聞いた君は、驚いた顔をした。 そして何か後ろに隠してたものを前に出して、わたしにくれた。
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