まんまと食べられたらしい話

3※おおよそR18

「あっ！や、やぁ！！」
「やじゃないよな？ほら、ここ濡れてる」
「ひうっ！！」

脚を割り開かれて、その先を下着越しに弄られる。
割れ目に沿って指が上下に行きかい、時折膨らんだところをピンっとはじく。その度に走る得体の知れない刺激に体が震え、とろりとした感触かそこを伝って下着を濡らした。
この羞恥に何より耐え難いのが、私の脚を割り開いている当の本人に全てが晒されていること。

「も、やだ、見ないで…」
「ダメ。あんたの溶けてるところ、見ていいの俺だけだから」

何その理屈…！
隠したくても、腕は片手で拘束されてしまい手が出せないし脚で蹴るなんてもっとできない。
与えられる刺激をただただ受けることしかできなくてもどかしい。

「そろそろ、ほぐすから」
「へ？」

ほぐす…？
「なにを」と口を開くよりも早く、下着をずらした指が、直にそこに触れて

「っ！！」

息をする間もないまま、それが中に押し込まれる。
初めて感じる異物感と、それを上回る快感。指が中に入ってきたことを嬉しく感じてしまう。

「ここの中トロトロさせてて、ほんとエロいな…」
「あっ、あ、や、動かさないでっ」

じゅぷじゅぷと、卑猥な音を立てて響くんの指が動く。
何回か出入りを繰り返したと思ったら、ぐ、と中の壁を押し込むような動きをする。
指の動きと触られる感覚に神経が全て持っていかれる。
恥ずかしくて彼の方を見ないようにすることで精いっぱいだった。

「可愛いな…マジで、早く繋がりたい」
「なに、やぁっも、だめ…っ」

段々と快感が蓄積されていくような感じがして、それがもう弾けそうな変な感覚がどんどん強まっていく。
何、何かくる、止まらない…！
指の動きに合わせて体の震えも大きくなる。

「も、やだ、響く、なんかへん…っ！」
「ん？もしかしてイキそうなの？」
「イ、く…？」

わからない。と首を振ると、悩まし気な表情になる響くん。
眉がハの字になって、困っているようなのにどこか嬉しそうな顔。
そして途端に、指の動きが激しくなる。

「ひうっ？！！！」

一瞬指が抜かれたと思ったら、より太さを増して入ってくる。

「指、そんなに気持ちいいの？今何本挿入ってるか、わかる？」
「わ、わかんなっ、いぃっ！」
「あーー…可愛い。初めてなのにもう3本も挿入ってるんだよ？」
「～っ！！ああっ！！！」

お腹の奥で、ばらばらに動く指から与えられる刺激に跳ねる体が抑えきれない。口からあふれる嬌声を塞ぎたくても塞げず、当の響くんはジッと、熱の籠った瞳で見つめてくる。
もう逃げられない。きっとこの人に食べられてしまうと思う程に。

「とりあえず一回イっておこうな。そしたら少し楽だから」
「へ？なに、なっ、ああああぁっ！！！？？！」

グリッと、ある一点を押し上げられると同時に溢れそうだった体中に溜まった快感がはじけ飛ぶ感覚。
体ががくがく震えて、目の前がチカチカした。
な…何、いまの…っ？
頭が反応できない。思考が介入できない。けど、ひどく気持ちがいい。

「あ…あ、ふ…ぅ」
「上手にイけたな…えらいえらい。」

拘束された手が解かれ、そっと頭を撫でられた。
その手の感触が心地いい…体が少し気だるくてその手に身を任せる。

「可愛いね、琴乃さん」
「ん…ぅ…」

頭から頬に撫でる手が回って、無意識にそれに縋った。
自分よりも大きくて、ちょっと硬くて、でもどこか柔らかい。
なんだろうこれ…安心感…？
…あれ、ちょっと待って。

「何で、なまえ…」

知ってるの？
教室で発見されてからここに着き今に至るまで、「祐樹の姉」としか伝えていないはず。でもさっき言った「琴乃」は私の名前だ。
疑問に思って響くんの方を見ると、しまった…と小さく零した気がした。

「ね…なんで？」
「あー…内緒。」

な、内緒…？！

「それよりほら、続きシよ？」

…？？？？
つ、つづ、き…？？
思わぬ展開に思わず頬が引きつってしまう。

「え、も、もう終わりじゃ…」
「ん？終わりじゃないよ。俺結構前から我慢してるんだけど？」

が、我慢？？
そう聞くとほらここ、と、数刻前に下腹部に押し付けられた、硬くなった彼の中心に手を導かれる。
服越しでもわかる硬さと熱。これこそ未知のもの。生まれてこの方、幼少期に弟とお風呂に入った時くらいしか見たこともなければ触れたこともない。
ドクドクと、触れた掌に伝わってくる。

「や…っ！！」
「拒否られると逆に燃えるんだけど」
「ひぇっ！へんたい！！」
「…やば、それ反則、すげぇキた」

やっぱり抱きつぶす。
一言、この上なく不穏な一言をつぶやいた響くんは、そのまま私の口を塞いだ。
食べるみたいに、何度も唇を啄まれる。時々口をこじ開けられて舌が入ってくるともう頭が追い付かない。
その間も器用に片手で頭を撫でて、もう片手は再び蜜口を侵し始めていた。
今度は拘束されていない両手も抵抗する気力が湧かずに為されるがまま。

だって、だって…すごく、

「ん…きもち、ぃ」

ポロっと、自然に、唇が離れたすきに言葉が零れた。

「は…ほんと、可愛い。このまま食べられても文句言うなよ…？」

食べるの？と
不意に聞いてみると、一層優しい瞳でこちらを見つめた響くんに
ん。いただきます。と
優しく囁かれて、くすぐったさに体が震えた。