4※R18

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「っしょ…と」 ちょっと待ってな。と体が離れて少しの肌寒さに体を縮こまらせた。 布の擦れる音とガサゴソと何か漁る音が聞こえたと思ったら、ベットが軋んだ。 「ん。寒かった?」 「…ちょっとだけ」 よくよく考えると何も身に纏っていない…。何も、着て、ない…!! 慌ててすぐそばの布団を被ろうとする。 けれどそれを読んだのか、「だめ」と言われ布団を取り上げられる。 抗議しようと顔だけそちらに向けた、のだけど 「~っ!な、なんで、服脱いでるの??!!」 「?今から琴乃とするから。もしかして着衣セックスの方が良かった?」 「なぁ?!!!」 すると言っていたから、そうなんだけど、着衣したままとかじゃ、あぁもう!!! 恥ずかしさで沸騰しそうになる。いやもう結構なってるけれど…! ちらっと見ただけでわかる、しっかり筋肉のついた体つき。 ただ細いだけではない。そして男性であることがはっきりと、目に焼き付いてしまった。 「まぁ…着たままは今度、琴乃が自分の制服の時にな」 「ななな、なに言って!!っきゃあ?!!」 「ほら、今は…こっち」 「っあ」 仰向けにさせられたと思ったらベッドに上がり込んだ響くんに再び脚を割り開かれ、すべて見られてしまう体制に。 そしてなにか、硬いものの先端が、先程まで入念に中を侵され未だ余韻が抜けきらない蜜口にあてがわれる。 「結構ほぐしたから、大丈夫だとは思うけど」 「んんっ」 「琴乃…これ、挿入れていい?」 この期に及んでそんなこと聞くの?!!! 挿入していいかなどど聞いてくる癖に、そこの近くの、快感に腫れ上がった部分を肉棒の先端で擦りつけ、刺激してくる。 「あ…あ、んぅ…」 「腰揺れてる…ね、挿入れていいの?」 「う、ふぅ…!」 下半身に与えられる刺激がもどかしい。 体奥底が、きゅんとして、中を擦ってほしいともっと触って欲しいと求めだして止まらない。 頭ではいけないと思っても体と心は正反対で、苦しい。 「琴乃、挿入れていいよな?」 「…ううーっ」 耳にかかる息と、心地いい低音。 それに動かされるように。こくりと、首を縦に首を動かした。 「っひぅ!!!?」 「はっ…まだちょっと狭いな…」 途端に腰を掴まれ蜜口から硬く熱を持った響の一部が、そこを押し広げて侵入してくる。 下から感じる圧迫感に息が詰まる。 「っ…琴乃、締めすぎ…」 「うぅ…そ、なこと、言われても…っ」 苦しい。初めて異性を受け入れるお腹に力が入ってしまう。 「痛くないか…?」 「う、ん、だいじょうぶ…」 「良かった…ほら、口、開けて」 促されるがままに口を開き、響くんの舌が口内を弄ぶのを受け入れる。 響くんとのキスはすごく心地がいい。 キスに気を取られていると、もぞ、と響くんが動いて、 「んんん…!!!!!」 一気に体の奥を貫かれた。 走る衝撃に体を震わせ、思わず響くんに抱き着いた。 「ん、ん、ん、はぁっ…!!」 「大丈夫か…?ごめん、ゆっくりの方が辛いだろうから…」 よしよしと、頭を撫でてくれる響くんに答えたいけれど。 お腹苦しい…っ、ぎゅうぎゅうする…! お腹にかかる圧力に息を整えることが最優先だと、深呼吸を繰り返す。 私が落ち着くまで、響くんは頭を撫でていてくれた。 「ふ…ぅ」 「落ち着いた?」 「うん…」 ギュウ、と響くんの背中にしがみついていた手の力を抜いた。 お腹への重圧に少し慣れてきて、逆に気づいた。 「っん…」 先程まで苦しかったところから、じわじわと、気持ちいいような、そんな感覚が溢れてくることに。 「ふ…琴乃の中、キュウキュウ締め付けてくるの、可愛いな」 「~~っ!!!へんなこと、言わないでっ」 「変?何が?俺の形、覚えようとしてんの…わかる?」 か、か、形って…!!! 顔に熱が集まって、恥ずかしさのあまり手で顔を隠す。 「かわい…じゃあ、そろそろ、動くから」 「へ?や、待っ、ああっ!!!」 ズルッと抜ていく感触がしたと思ったら、一気に中に入り込んでくる。 ゆっくり、だからこそはっきりと、響くんから与えられる刺激に体が反応する。 逃げ出したい、と思っても腰をがっちり掴まれてしまい、抜け出せるわけもない。 「あっ!ああっ!やぁっ」 「っは…きもち、い…!琴乃の中、ぐずぐずなのに、締めてくる…!」 「ふっあ!あっ、はげし…!!」 響くんの律動に合わせて、快感が全身を襲う。 気持ちよくて、でも初めてで訳が分からなくて、心の整理が追い付かなくて何故か泣きそうになる。 困って、覆った手の隙間から響くんを見る。 彼もまた困ったような表情で、でも鋭く熱っぽい瞳でこちらを見ていた。 「っ、こと、マジでかわいい…!」 「ひぇっ!ん、むう!」 手をどかされて口を塞がれる。 お互いの舌が絡まって、口の端から唾液が零れ落ちていく。 「はぁ、かわい…琴乃、体の相性も、いいな?」 「んっ、んっ!あ、んぅぅ!」 「な…俺と付き合って…?琴乃、いい?」 何度も抜き差しされ、時折敏感なところを押されて、強烈な気持ちよさに響くんの言ってることに反応できない。 付き合うって言われても…!!こんななし崩しに!! そう頭では考えられるけれど、段々と、もう何でもよくなってきてしまう。 「琴乃、俺の彼女に、なってくれる…っ?」 「あっ!そこ、や、だめっ!!!」 蜜口のすぐ上の膨らみを、指でつまみ上げられて擦られる。 その刺激に目の前が段々チカチカしだす。 「うんって言って、琴乃」 「ふぇ…っ」 「ね…大事にするから、いい?」 「うぅ……」 お願い。と耳を吸われて、もう、駄目だった。 「な、なる…っ」 「ん?何になるの?」 「ふぁっ!ひ、響くんの…っかのじょ…!!!」 押し寄せてくる快感の波に、ギュウッと、響くんの背中にしがみついた。 耳元でゴクッと息をのんだ音がして、 「嬉し…っ!!」 「ひぁっ!!!?あ、ああああっ!!」 緩やかになっていた律動が激しさを増した。 膨らみを擦る指の動きも激しく、あげく耳も舌と唇で食べられる。 「あっあっう!や、ひびき…くっ!!」 「やっと俺の、琴乃、はぁっ好き、好きだよ」 「うぅー!は、はずかし、からぁ!!」 「可愛い、琴乃、一緒に、イって…!」 奥を、一層深く響くんが押し上げた瞬間 「っあ、ああああああ!!」 「ーーーっ!!」 目の前が真っ白になって、ふと意識が遠のいた。
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