31人が本棚に入れています
本棚に追加
異形が行動するのは深夜のみであったため、人々は昼の間に武器や壁を作り夜に備える。
こんな生活を続け…確か三年前だったか、王からの伝令があり、人々が城へと帰還するための試練が言い渡された。
１、戦える者、戦士とする
２、戦えぬ者、民とする
３、戦士は民から依頼を受け、これを遂行すること
４、民は戦士を評価し、見定めること
５、最良の成績を残した者、帰還を赦す
この試練により、依頼を受けた数、こなした数、民からの評価、それぞれをA～Dまでの四段階に分け、全ての成績がAに達した戦士のみ城に戻れることになった。
最良の成績を残した者、後記は全て"AAA"とする。
AAAには、異形と渡り合うことの出来る力、魔力が与えられ、炎、水、雷などの魔法が使えるようになる。
人々はAAAを取るべく躍起になったが、評価Aへの壁があまりに高く、異形からの被害が拡大し続ける中、AAAに辿り着いたのは今まででたったの四人だけだった。
最初のコメントを投稿しよう！