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「…行かなきゃ!」 ボロボロのまま、俺は立ち上がる。 何故だろう。 以前もこんな状況になった気がする。 「無茶だ城戸!」 「行くのか…?それでも」 木村の制止と手塚の問い。 その両方に俺は笑って答える。 「俺はライダーの戦いを止めてくる、そうしなきゃいけない気がするんだ…!」 …誰も俺を止めなかった。 いや、止めずにいてくれた。 ______________ 地下駐車場に続く入口が近づくにつれ、太刀音は大きくなった。 が、不意に止んだ。 まさか…! 「…っ!変身!!」 飛び込んできたのは、先程俺達を助けてくれた女の人が変身していた蓮と同じ姿のライダーが倒れ伏す姿と…それを手にかけようとする黒い騎士とそれを見つめるさっきの女騎士だった。 「やめろ!」
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