永遠の幸福 

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「そして、車に跳ねられそうになって、そこを姉ちゃんが助けてくれたんだ。」 「そっか、そうだったんだね。」 「あぁ、黙っててごめんな。」 「ううん。全然いいよ。誰にだって言いたくないことの二つや一つあるもの。」 「ありがとう。瑠奈」 「いいよ。で、そのあとどうなったの。」  「俺さ、姉ちゃんに俺のこと恨んでるかって聞いたら怒られた。ついでに結婚を祝ってもらったんだ。しかも花までもらってさ。」 「…いいお姉さんだね。なんの花をもらったの?」 「カーネーションだよ。」
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