永遠の幸福 

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「もう、どこまではなしたっけ。」 「忘れるのはやくね?」 君はそういって苦笑いをする。 「しょうがないでしょう。年なんだから。」 私が少しふて腐されながらいう。 「そんな年じゃないだろ。」 「それはどうもありがとう。」 「まぁ、一応ぴちぴちの20歳ですから。」 「絶対嘘だろ。それ。」  あり得ないものを見る目で私をみる君。 「なっ、失礼な。あんた、今15歳でしょ?なら、私はあんたと5歳差なんだから、20でしょうが。」 どうだ。これで言い返さないだろう。
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