最悪の日

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最悪の日

志乃(しの)が事故にあった。 飲酒運転の車に引かれて意識不明の重症らしい。 志乃、香坂志乃(こうさかしの)は私の幼馴染で親友だ。家が隣で、生まれてから今までの16年間ずっと一緒にいる。その志乃が事故にあったと志乃のお母さんから電話があった。 「そ、そんな!志乃は大丈夫なんですか?」 「えぇ、まだ意識は戻らないけど命に別状は無いらしいの。」 「今から行きます!どこの病院ですか?」 幸い今日は日曜日だったので学校は無い。 志乃のお母さんから病院の場所を聞き、私は急いで病院に向かう。 「はぁはぁっ!志乃!」 勢い良く志乃の病室のドアを開けるとそこには驚いた顔をした志乃が居た。 「し、志乃…意識が戻ったんだね!」 私は志乃に抱きついた。 「あ、あの、どちら様ですか?」 「…えっ?」 頭の中に電流が走ったような気がした。
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