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「あぁ、俺が居れる時はしっかり寝ろ」
「そうだね。あの時みたいにならないようにしなくちゃ、心配かけちゃったもんね。」
あの時はまだ引き継いだ執務になれなくて、寝る時間も削れてる中悪夢を毎回見てた。
それに耐えられなくなって寝る時に睡眠薬を飲んで寝るようになって暫くして、まる2日寝たきりになったことがあった。
みんなが心配する中目が覚めた時はすごく申し訳なくなった。
「あぁ、あの時は肝を冷やした。必ず週に1回は来るようにするから、無茶をしないでくれ。」
「してないつもりなんだけどね。気をつけるよ。ハク、おやすみ。」
まだ寝るには少しだけ早い時間。
でもハクもいるし、色々して疲れたから眠くなってきちゃった。
「あぁ、おやすみ。」
おでこにちゅっとキスをされて、ハクに擦り寄って眠りについた。
ジジジ―――
「魔王様、辞めて、ください。や、だ。まっ――」
「口答えをするな。マリー。」
「かしこまりました。」
ぶくぶくとどこかも分からない、見たことも無い場所で水の中に沈められた。
そこになぜハクとマリーがいるのか
そんな疑問も消えゆる意識とともに…
―――ジジジ
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