6種のお話

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「もう、ハクってば。ほら、みんな行こ〜。あ、カーミラ今日結界の子達いないんでしょ?ハクが張ってくれるって昨日約束したよ。」 「本当ですか〜?実は自分で張ろうとしたんですけどぉ、今日は天気が良すぎてすぐ切れちゃったんですぅ。」 陽の光に当たると病気になっちゃうからね。 「ハク、結界張ってあげて〜、そしたら行こ〜」 ハクにそう言うとハクは指を鳴らした 「ありがとうございますぅ、さぁいきましょう」 門から出れば辺りは歓声が響いた。 お祭り初日は僕ら6名が6年交代で一言言ってからお祭りが始まる。 今年は僕の番。 「今日は年に一度の1日という短い時間のお祭りの日です。皆さん楽しんで下さい!!」 毎年言うことは同じなんだけどね〜 「じゃあ、僕とハクはデートしてくるね!」 「ええ、楽しんできてください!私は微精霊たちと楽しみますわ。」 「僕はアルフとヘイムと本を見に行ってきますぅ」 「カーミラはやく。」 「はいはい、ではぁ〜」 「では、私は見回りでもしてくるよ。」 それぞれを見送ってから僕とハクは6種が和気あいあいとする中へ歩みを進めた
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