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「ハク、いつものところ行こ?」
「あぁ、そうだな」
僕達は毎年国の中心である大きな野原に行く。
ここは決まった人しか入れない場所
ここでゆっくり2人の時間を過ごすのが当たり前になったのは僕が人間種をまとめる役につき始めてから。
執務で忙しくなってハクとの時間が少なくなってしまった穴埋めに毎年ここで喋ったり、ただ一緒にいる時間をすごしている。
「ハク、最近またよく見るようになったんだ」
「またか、ちゃんと寝れているのか?」
「寝てるつもり…、だけど内容が前よりも鮮明になってきてるんだ」
「そうか…、これから必ず夜に会いに行く。寝るまで側にいてやる」
「ハク、嬉しいけど忙しいでしょ?だから大丈夫だよ。あ、でも…その2回位は来て欲しいなぁなんて…」
「何回でも行ってやる。なぁ、最近足りてないんだ。」
手首を掴みながらハクはギラつく目を一直線に僕に向ける
「しょうがないなぁ〜、ここじゃ無理だからお城行こう?」
「あぁ」
ハクが指を鳴らせばたちまちハクの城のハクの部屋に飛ばされた。
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