~3~

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「………ア………ッ!!……ガ………ッ!!……イ………ッ!!」 まだ先っぽが入ったばかりだというのに、優紀は身体を硬直させ目を見開いて悲鳴を上げている。 よほど痛くて苦しいらしい。 そんな優紀を、女性は食い入るように見詰めている。 「…ひっ!!……あ…っ!!…が……っ!!」 男性のペニスが少しずつ優紀の中に入り込み、優紀の顔が仰け反る。 「……や……た…て……し…じ……っ」 優紀が俺に助けを求めている。 ………助けるはずないのに………。 (本当、馬鹿………) 「…ねえ、動いて見せて」 女性の言葉に優紀は青ざめ、首をふるふると左右に振る。 (…ま、そうだよな…) 優紀は身体を刺し貫かれた蛙のように足を開いたまま、身体を動かす事もできずに呼吸を浅く繰り返している。 俺は動けないように背中から、優紀を強く抱き締めた。 「……や……止めて……っ!!」 優紀の声は、恐怖に震えている。 だが、そんな優紀を無視して男性は女性が指示するまま、動き始める。 ギリギリまで身体を引いたかと思うと、一気に埋め込む。 優紀の背中が仰け反る。 「…ひっ!!……ひぃ……っ!!…ひぎっ……っ!!」 痛みと苦しさからか、優紀の身体が……足が……爪先まで硬直していた。 「……ヒ……ッ!……ヒィ…っ!!」 少しの間、身体は硬直したまま、切れ切れの悲鳴を上げていたが………………。 少しして。 腰が。 足が。 跳ぶように跳ね出す。 優紀の好い場所に当たっているのか。 (…あんなに長く、デカい上に真珠を埋め込んでるんだもんな………)。 優紀は恐怖に青ざめて、震えていた。 そりゃ、そうだろう。 さすがに反り返った男性のペニスを見た時は俺もギョッとした。 まさか、女性があんな男を連れて来るとは思わなかった。 (道理で金払いがいいはずだよ) これは、追加料金をもらわないと。 多分、今、優紀は今までの客じゃ届かなかった場所を曝かれ、犯されているんだろう。 感じている優紀の瞳は、ぼんやりと焦点が合ってなくて、どこを見ているのか分からない。 「………凄い……」 女性の興奮した声が聞こえる。 男性のペニスが優紀の中を出入りしている場面を凝視しているらしい。 (そりゃ、凄いだろうよ。あの狭い場所にあんなデカいを突っ込まれているんじゃ……皺も伸びきってるさ) -悪趣味。 「……眞司……眞司…ぃ…」 ねだるような、甘い声。 (…まさかコイツ、俺に抱かれているつもりか………?) 「……眞司……ぃ……眞司…」 優紀がイカないように、優紀の勃起し始めたペニスの根元を強く縛る。 「…や…放し…お願……眞司…イカし……」 両足を男性の腰に絡ませ、男性の動きに合わせて激しく腰を振りながら、うわごとのようにつぶやく優紀。 男性の腰に絡ませている優紀の足を引き離し、両足を大きく広げる。 「……ひ…っ……ひぃ……っ」 内股に力が入る。 痙攣している。 足の指が開いたり、閉じたりしている。 優紀の腰の動きがますます激しくなる。 俺が優紀の足を大きく広げた事で、男性と繋がっている場所が女性に丸見えだ。 (その女性の存在は、今の優紀の頭の中にはないだろうけど…) 「…眞司…眞司…ぃ…っ…」 うわごとのように、俺の名前を呼び続ける優紀。 やはり、俺に抱かれているつもりなのだろう。 最後とばかり男性が今まで以上に強く、深く突き上げた。 瞬間。 優紀の根元を縛っていた紐を勢いよく解く。 盛大に白濁を吹き上げるペニス。 白目を剥き…それでも幸せそうに微笑んで失神する優紀を見詰めながら、思う。 (どこまで俺を許せるのだろうか…………)
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