第1場 真夏の戦

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 周りから凄いやエロいと言った言葉が聞こえてくる。  この場合のエロいとはそのままの意味ではなく、エモいや珍しい、改造が際立っているなどで言われることが多い。と言っても、そのままの意味で使われることも稀にある。それは見た目によるところが大きい。しかし、今回は日本製とはいえ、物珍しPSGー1だからだ。  長くて重い。サバゲーをする上でこれ程億劫になものはない。同じメーカーがだすエアガンで次世代というシリーズでもこの重いの影響で次第に億劫になるのにPSG-1はこれに長いとくる。これより長く重いのは海外製のバレットくらいだろう。それでも使い続けるのは一重に愛ゆえだ。  シューティングレンジに付くとまず付属のスコープのゼロインをする。性能が良すぎるためにまず裸眼による大まかな調整をし、それからスコープを覗いて確り合わせる。  今回は片面が貸し切りだからもう片面の身の丈はありそうな土嚢が迷路のように配置されたところでやるため、ゼロインも近距離である5~10mを目安に合わせる。  次にスコープの上に設置したレールのホロサイト。こちらはメインのサイトが良すぎるために着けたもので、倍率は無いが最初に合わせるならこれぐらいがむしろちょうどいい。
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