だれ
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だれ
これは夢だろうか。いや、夢じゃない。 よくある漫画の主人公の様に頰をつねってみる。痛い。 見渡すと、懐かしい景色。 5年ほど前まで約22年間を過ごした、自分の部屋だった。 部屋にある姿見にかかる布を雑に取り去る。 そこに移った自分の姿は・・・ 「これ、誰・・・」 決して辿ってきた覚えのない、共通点は性別だけ、そのくらい見覚えのない女子の姿だった。
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