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ピース
吐き出された白い息は
わずかに宙をまい消えていく
吸い込んだつかの間の安らぎは
かすかな胸の痛みを思い出させる
繰り返す日常のなかで
生きる意味すら見いだせず
死ぬ理由すらないから
時計の針だけ ただ数えてる
缶ジュースに積もった灰だけが
増えていく毎日のなかで
僕に何が出来ると言うんだい?
誰かのせいにでもしなきゃ
息すら出来ないような世界で
閉じ込められた感情は
かすかに胸に残り消えていく
大人になりすぎた僕たちは
誰かの声に怯えながら
また誰かを傷つけていくんでしょう
繰り返す日常のなかで
吐き出された白い息は
また宙にまい消えていくだけで
吸い込んで閉まったものだけが
また胸の痛み思い出させる
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