レスト

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レスト

夢をみていました 真夏の午後の熱い眼差しをうけて そこに僕はいました 日常の変わらぬ生活を送っています 満員電車にも最近は少し慣れました そこに君もいました いつもと変わらぬ愛らしい表情をして 改札口の向こうから手を振ってます 君の拾ってきたノラもいました あの頃と変わらず君の足元で寝転がっています 結局最後まで僕にはなつかなくて たまに嫉妬を感じたものです 二人プラス一匹 何はなくとも全てに包まれた暮らしでした もうこっちは夜になるみたいです ついつい眠り込んでしまったようで 気付けば月がぼんやりと浮かんでいます そういえば二人でよく立ち寄った駅前の喫茶店 今は潰れてレストランチェーンになっています 一番端の席にも今は見知らぬ誰かが座って これも見知らぬ誰かと談笑しています 夢をみていました 真夏の午後の熱い眼差しをうけて
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