第二章 私は教師、貴方は生徒。

2/2

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
好きすぎて目で追って見つめてどんな時でも応援していたけど。 私は貴方に好きと言えなかった。 私は教師、貴方は生徒。 言えないよ。 貴方が近づいてくると「来ないで」と言ってしまう。 一定以上の距離が縮まると心臓が破裂しそうなんだもの。 貴方がこちらを見ると「見ないで」と言ってしまう。 貴方の瞳に私ごときが写ったら申し訳ないから。 遠くで微笑んでいる姿をずっと見つめていたかった。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加