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時計は3時。
終電をとっくに逃し、目の疲れに集中が途切れる。
「ハア…とりあえず仮眠とるか」
独り言を言いながら、腰を伸ばして席を立つ。
この部屋から出てフロアの奥に行くと、仮眠室があり、シャワーも完備されている。
シャワーを浴びたいが、時間がないし、眠気が勝つ。
ドアを開けて仮眠室が並ぶ廊下に足を入れるとちょうど個室から、営業の羽野先輩が出てきた。
「ヨッ、お疲れ…」
他も寝てる部屋があるから小声。
「お疲れ様です…」
「大丈夫か?顔色悪いぞ」
羽野先輩の手が俺の頬を撫でる。
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